1)汎用カーボン・オフセット(一般農地利用の場合)

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一般農地での新品種あしたば栽培風景です

「新品種あしたば」を栽培することにより、カーボン・オフセットに役立ちます。

「新品種あしたば」のCO2吸収が大きく炭素固定能力が高いことを利用して、自社が排出した  CO2を、自社で「新品種あしたば」を栽培することにより、CO2を吸収し排出量相殺を行うことが出来ます。

企業からのオフセットの為の栽培委託を受けて「新品種あしたば」の大規模な栽培を希望する団体も名乗り出てきており、今後が注目されます。
また、企業がカーボン・オフセットの為に栽培した「新品種あしたば」を、大量に健康食品用原料として利用したいという企業もあり、「新品種あしたば」の栽培はスケールの大きい利用方法が提案されつつあります。

カーボン・オフセットとして、新品種あしたばによるCO2吸収量の他に、不耕起栽培によるカウントも検討されており、本年、農水省による実証テストが行われる予定です。
この方法はCO2排出量削減目標の達成に役立つばかりか、企業のイメージアップに大いに貢献します。

2)遊休農地型カーボン・オフセット(遊休農地利用の場合)

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遊休農地での新品種あしたば栽培風景です。右図右側土地は、これから定植開始です

「新品種あしたば」を遊休農地で栽培し、カーボン・オフセットは勿論、あしたば販売による収益を得ることにより、遊休農地の解消と発生の防止に役立てています。

この方法は、カーボン・オフセットとして、新品種あしたばによるCO2吸収量の他に、遮光用立ち木(ヤシャブシ、ハンノキ)におけるCO2吸収量も、カーボン・オフセットとしてカウントされます。
全国各地の遊休農地では、雑草の繁茂による病虫害や鳥獣害の発生、火災の発生やゴミの不法投棄による環境の悪化が問題となっております。

遊休農地に「新品種あしたば」を植えることにより、雑草の生育や、繁茂を抑えることが出来ます。また病気や害虫にも強い「新品種あしたば」は、無農薬でも良く生育します。
地主は収益が得られ経済的に潤うことにより、農地を保持、維持できますので、遊休農地の発生が防止されます。
この方法は、遊休農地を解消し、美しい社会環境を作り出す事に大いに貢献します。

3)山林型カーボン・オフセット(平地林、森林利用の場合)

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都市近郊平地林での新品種あしたば栽培風景です。老朽化山林では、山林の間伐と手入れをしてから始めます。

この方法は、カーボン・オフセットとして、新品種あしたばによるCO2吸収量の他に、山林の立ち木におけるCO2吸収量もカーボン・オフセットとしてカウントに加算される事になります。結果的に山林は手入れされますので、良好な状態で緑地が保全され、環境維持に大いに貢献します。
「新品種あしたば」を山林の中で栽培することにより、カーボン・オフセットばかりか相続税等の納税猶予も受けられます。

埼玉県所沢などの都市近郊平地林への多額の相続税課税は、農家にとって重い負担となっています。平地林の納税猶予は認められていない為に相続税が払えず、土地を切り売りしなければならないという現実があります。所沢では平地林の切り売りが産業廃棄物処理場の乱立を招き、ダイオキシン報道もありました。

平地林の中で「新品種あしたば」を栽培しますと、実質的にその土地からの収入は野菜販売によるものですから、地目は山林から畑へ変更となります。そうしますと納税猶予が受けられます。納税猶予が受けられた結果として、多額の納税をまぬがれますので、平地林や屋敷林を売らなくても済みます。この方法は、緑地、山林の保全と美しい環境維持に大いに貢献します。