page22_1新品種あしたば栽培による環境、社会問題への取り組み

都市近郊の平地林はその耕地を肥やす「落ち葉」が確保できる広さを持ち、畑の肥料となる落ち葉を供給します。
屋敷林には竹やケヤキ、スギなどが植えられ、竹細工や家の材木として利用されてきました。

また、雑木林は定期的な芝刈り、間伐等により保全され、都市近郊の豊かな自然環境・景観「緑地」が続いてきました。

しかし、所有者である農家の多くは収入からかけ離れた高額な相続税負担などから土地を維持したくても維持できない厳しい状況に直面しています。
その結果、農地、林地を手放すこととなり、一部は宅地に転用され乱開発を誘導し、一部は格好の廃棄物投棄場と化しています。
農と緑と人の暮らしが巧みに組み合わさった昔ながらの里山の機能が破壊され、緑地の減少に歯止めがかからず、景観も崩れていく現状となっています。

この様な状況において平地林や屋敷林の中で新品種あしたばを栽培することは、相続税の納税猶予が受けられますので、平地林を切り売りしなくても済むことになります。
あしたばの販売利益も得られます。

かつ、平地林での新品種あしたば栽培は、平地林での落葉掃きにも全く支障が無いことはに2005年に狭山市上赤坂の平地林で実証しており、マイナス面はありません。新品種あしたばの栽培は平地林や屋敷林を管理することにつながり、結果的に環境保全に貢献していると言えるでしょう。

緑地保全は美しい環境を保持することにもつながり、グリーンツーリズム(農村地域における滞在型の余暇活動)を推進し、都市農村交流を図ることにより、地域住民との共生に役立っています。勿論、新品種あしたば栽培によって平地林管理ができ、産業廃棄物の不法投棄等による環境破壊も防いでいます。

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page22_3あしたば栽培は平地林の管理にもつながり環境保全に貢献できます。
そして緑地保全は、美しい環境を保持することにつながり、社会的意義が大きいと言えます。

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page22_3都市近郊緑地は、地域住民との共生に役立ちます。

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page22_3平地林の管理により、産業廃棄物の不法投棄等の環境破壊を防げます。